うずまきパン 完

うずまきパンならすぐ売り切れる3時を過ぎれば跡形もない 

空っぽのケース見てレジの姉ちゃんと苦笑いしてもしょうがない

 

雨降る夕暮れキツネの嫁入りパッとしない夜またせとけ 

あせってなげいてばっかじゃつまらん 自分で越えよううずまきパン

 

彼の自慢のいかした車ムラサキ雲に変わってく 

そのかたわらで家路を急ぐ人々のかたわらで僕はモチをつく

 

味はやっぱりかなわない 僕の腕ではとどかない

明日は欲しいなうずまきパンでもうずまきパンはすぐ売り切れる

 

うーずーまーき パッパッパラッパン