くりかえす クリオネの苦笑

逃げ場に逃げ込んだ そこは雄大だった そこにさえいれば安心だった くるまってくつろいだ

 

逃げ場に隠れてる間に 浦島太郎の貰った箱の中身を全部吸ってた

逃げ場で休んでばかりいたら にぎやかさから蹴とばされた

逃げ場に己を沈めてたら 愛しさをかいま見るだけの傀儡になってた

そんでもってホントけしからんことに 絶対安心だと思いこんでた逃げ場もギアを落としブレーキにひっかき傷負わされて 終わり訪れる 万事めでたし

 

挽回は出来ない サンバ踊るしかない

 

正しいもただれて 間違いもどうでもよく どう転んでもゼンマイの限界だとしても どっかに一瞬でも行きたいってこと ことごとく叶えろよ

もどかしいだろ たよりないだろ だからってそう もう一回を手放さないよ

口先の世迷言が 足先を揺すり起こすまで

 

残念だろ懺悔だらけだろ断絶の真っ最中の邪鬼の不躾な

人生が俺の真実 実体験はすべて心霊体験でも

辛辣な批判なんてはなっから相手にしない気骨の言葉への執着だけはどうしたって消えないなら どこかでくすぶりつづけてるなら ぐずぐずしてないでたぐりよせて なんて念押しも年代物の化石みたいな哀れみの破片だとしても

 

終わった だけは言うな おっかないほどに閉店セールくりかえすリアス式海岸のギザギザ具合は キザなままがちょうどいい塩梅の誠実の煮っころがしだから

 

終わったを断ち切って悶えろ 一悶着起こしつづける優し気な乱暴者の煩雑な優雅さであれ