締めよう

シメにビール もう寝よう

酔いすぎた唐変木に エールの力ですやすやエイエイオー

 

締めるよ寝巻代わりのジャージの前 チャックでピッチリ

寒気を門前払い 夜中にもう二度と起きないように

 

シメシメ今夜はどんな夢見れるだろう

当然のユートピア 開演時間は年中無休のはず

 

シマラナイな つまらないな 罪作りたちが

また争ってる 嘆き増やしてる 謎を解く気もなく 武器を放棄する気もなく

 

ジメジメしてるな オリンピックがある年に開戦前夜 五里霧中だ

しまっていこーぜ オリンピックがあるんだろ 平和の祭典なんだろ 人間が正当に戦い合う姿に己の本能感動するんだろ 負けられないから勝ちたい 勝ちたいから負けたくない 完膚なきまでに叩きのめしたい いや多分限界超えるつもりどうしが導いた世界は限界を軽快に飛び越した 警戒いらずのワンダーランドだ

正当に戦う者たち観覧する者たちそれぞれの姿勢から 使命感の律儀さからの真剣さかげん連なるシーンの連続がフィルムになる 

フィルハーモニー楽団への招待状の窓口もいつも 開いた口がふさがらない閉まってないけどキマッてる爽快さだ

 

銃口しめとけ もうあきただろ 優れた技術を殺戮に使うのは時代遅れだろ

スイッチの蓋しめとけ もう充分だろ 押すのは肩こりのツボだけ 片っ端から破壊じゃコリはほくれず困る人増えるだけ

お前らの野心の虚しさで民衆を廃墟にするな 最高指導者たちが本当に利口なら戦争なんて起こらないはずだ

鎖国で閉まってりゃお隣り多隣りがケンカしてても気づかずにすんでたろうな でも真偽の程度はともかく僕たちは気づいてしまった 世紀が変わろうが元号が変わろうが渋谷の駅の天井が斬新になろうが俺たちは誰かが誰かを殺すことをとめられない

 

首を絞めあってるこの世界を傍観するしかない

いつか自分が首を絞められるその日まで

 

首を絞められることかわして何かを変えれる人は

悲鳴かきけしたい使命感で地球の裏さえかかえて走れ

しがらみにまとわりつかれないで鏡餅飾れ

シンジケートのボスにならずに信頼できる人らとシンガポール旅行だ

仕方ないで片づけない仕上げたいいたしかたなさなのさ

 

閉めるよ減滅へのゲート 叱責するよ幻想への停滞の予兆なんて

決めよう気合いの冒頭へ跳躍する咆哮 ぎこちなくても予定調和を突き崩す木っ端みじんにさせない心意気の こんがらがっても決してほどけない堅結びを

締めるよ