それだけ

ただね ぼんやりと 浮かんでくる顔にからかわれたいだけだった

力づくでなんなりと いろんなもの煙に巻く方法は身に着けてないから

わあめきちらしても淋しさは 角のテッペンから襲い掛かってくるから

あの子が誰かにに襲われないようにって 安楽椅子の門松から祈るしかなかった

 

風景をいくら愛でるつもりでも ほとんどの網羅する意識の心底は 深手の不埒な不意打ちのたまらなさを求めてたんだ

誰かに監視されるより速く その子を探し出せる胸騒ぎで 道すじを明るくしたかった

ハンパな情熱で近づいて ケッチョンケッチョンに参りましたでも

身じろぎせずにくつろいで 平気なふりして屁理屈を超える平和の記憶と踊りたかった

 

誰が誰を好きでもいい 叙情と情緒不安定のカーニバル うらやましくも続く

誰かが誰かを裏切ってしまった 責めて正義感 自分の過去のそれを忘れるためか

誰かが誰かを殴ってる 拳だけじゃなく きっと言葉でも

誰もがやがて安心する きれいなものなんてそんなにない きれいなじゃなくなったものを残念がる自分の心以外には

 

公園で今日 なんかタイヤのブランコで二人乗りの女の子が おおきく揺れながら大笑いしてた