眠ろうじゃないか 俺

脱出ゲームの会場への入り口が分からない

脱法ハープをいくら吸っても解脱出来ないことだけは分かってる

脱力と意欲の相対性理論を解明できる意気地はない

抱きしめたい相手はいつも 脱ぎさった天の川をハンハチーフ代わりに僕に手を振る

 

大好きをどうでもいいに置き換えてオッサンになって

台無しにした人生 枯葉の破滅のハイセンス

そんなオシャレじゃなくて ただただ惨めな悶えだるさ

梅雨と猛暑のタッグに背中をベアハッグされて いっそ一思いに別世界に それさへ叶わないなら そこはかとなくあがいてみるか

 

思いが歯がゆくても 履き違えたくない祝い

いささかウザくても 許される方向ゆく胸騒ぎ

ぎこちなくても 擬態繰り返しながら正体ギンギラギンにしたい微熱

さめることなく さますことなく まさしくここ一番を揺すり起す愉悦

 

ほどほどにも飽きて 放蕩を約束したい踵

かっ飛ばすんだ カットするんだ 格式なんかよりはカッコよく

常識の偽りなだめ 労務外の青空求め ローコストなダイアモンド抱え 門前払いで悶絶くらったって クリスタルな本能はいつもくたびれ損ではない丸儲けの卑屈ではない引ったくりがたぐり寄せたイミテーションのゴールドなのさ

 

輝けるかどうかは かけがえのない変わり身凄い心根の根競べなのさ

カスタマイズへの第一歩は かすむことなく化石にはならず信念つかまえる あなたの 誰かの 騙せない 抱きしめたなのさ

 

奇跡は起きない だって あなたが奇跡起こすから