歩くよ ほのぼのしたいから 走るよ 踵を起こしたいから 泳ぐよ 背びれが生えてきたから 飛ぶよ 背びれじゃなくて羽だったから
理想通りじゃなくても 夢想の限界 玄関にもまだ招き入れられてないから
歩き疲れたら のんびりすればいいさ 走るのイヤになったら 温泉にでも入るはずが 足湯しかないんだってさ だったら踵は休められるか 少し羽を伸ばしたら あんた自身がバネになってるかもな
理論は破綻してても 冬支度なしで薄着のまま ハクションついでに世界中に拍手
歩くよ 走るよ 泳ぐよ 飛ぶよ
あるいは すばしっこく おどけて ときめいて
あこぎな ハレンチな 汚れは 遠ざけて
あらゆる ほとばしる おどろき 鼓動に届いてくれ
道化師の総理大臣がまとめるような世界を そろそろ僕らは希求してるから
導火線を消し去る機会で 同窓会を画策してる次第だから
同情じゃなく同調じゃなくどっか行けじゃなくここにいてほしいから 猛烈に一人きりの行列を繰りかえすから
どうしようもないならどうしようもないままロマンチックをかなぐり捨てないなら
狼狽に鞭打って了解は先延ばしでオンザロードアゲインで 旅路の焚火を枕に燃え盛る夢の途中は 春の目覚めへの冷めない特効薬なのさ
歩けたかな 分かってるよ とどまってる変な老骨が鳴らしたへっぴり腰さ
理屈は要らない 自由と浮遊したい 論破はいらない 青空に抱かれたい
殴打はやめてください 応援ならさせてくれ うつつを筒抜けにすること叶わなかった挙句の憂鬱は認めない ゆっくりでいい立ち向かっていこう
理不尽を尋問したい でもそれもリンチになるなら 理想を捜査したい もしも見つけられたらもちろんその時は 凛々しく突進したい リカバリーなんていらない リスクは承知の上で リクライニングシートに座ってられないんで 立派にパニック招待したい 理路整然に自由自在に逸脱散布する腹積もりがメタボリックなんだよ
歩くんだよ 理屈抜きで 走るんだよ 何が何でも 泳ぐんだよ 無我夢中で 飛ぶんだよ そうしたいから
飛べよ そうしたいなら
